出版社内容情報
収録作品
その日が来る 森忠明/作 杉浦範茂/絵
赤い実はじけた 名木田恵子/作 三木由記子/絵
ガラスの小びん 阿久悠/作 宇野亜喜良/絵
どろんこ祭り 今江祥智/作 田島征三/絵
との様の茶わん 小川未明/作 村上豊/絵
【解説】文学の愉しみ、面白さや重味。 今江祥智
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よこたん
42
かつて学校の教科書(光村図書出版)に載っていた作品を集めたもの。そのときがくる・赤い実はじけた・ガラスの小びん・どろんこ祭り・との様の茶わん。手に取ったきっかけの「どろんこ祭り」、挿絵も当時のもので懐かしかった。名木田恵子さんの「赤い実はじけた」は、少女漫画そのものの世界。男子はどう感じただろうか。世代が違っても、教科書で習った物語の話題は結構盛り上がる。大人になって読み返すと、その頃とまた違った印象を受けたり、新たな発見をすることもあり楽しい。今江祥智さんによる解説に、とても共感した。2022/05/21
マツユキ
16
名木田恵子さんの『赤い実はじけた』目当てで。初めての恋に落ちた瞬間。ときめきますが、授業となると素直に読めたかな。今江祥智さんの『どろんこ祭り』も初恋、活発な女の子と大人しい男の子の逆転が面白かったです。初めて読む森忠明さんの『その日が来る』の失敗続きの男の子の日常は、なんでもないんだけど、じわじわくる。他に、阿久悠さんの『ガラスの小びん』父から譲られた小びんに何を入れるか、小川未明さんの『との様の茶わん』特別に薄く作られた茶碗で食事する殿様は…。生きていく上で何が大切か。短いながら、考えちゃう。2023/04/24
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
11
地元の小学校は教育出版なのですが、光村にはいいおはなしが沢山載ってるよ、と聞いたので、お正月用にまとめて借りてきました。やっとお正月!堂々と読んでます(笑)第15巻は高学年向け5話。 『 その日が来る / 赤い実はじけた / ガラスの小びん / どろんこ祭り / との様の茶わん https://bookmeter.com/books/12723107 』2021/01/04
kanaoka 57
4
「その日が来る」これぞ当時の小学生男子というような話。なんか、とてもいいです。2016/01/12
シューター
3
子供の頃、授業で「ガラスの小びん」を習った。当時、ひたすら重い印象だけ残ってこのエッセイが嫌いだったが、今読み返しても重い。しかし、今ではいくらかその重さが理解出来るようになった気がする。2021/11/03