内容説明
本書では当時の貴重な図版資料とともに、特に昭和の時代に日本中に知られるようになった個性的な国産二輪メーカーを抽出、その起業にはじまり盛業に至る時代的存在性や、製品造りのポリシーなどを探求して解説したものである。本書によって、かつての青春時代を想いだされる方や、見たこともない個性あふれるデザインの国産二輪車に驚かれる方もいることと思う。この時代の二輪車は、その多くがメーカーの消滅とともに消え去る運命をたどり、現存していないモデルがほとんどである。そうした意味では、唯一の史料として残された、当時のカタログ等によって、そのデザインなどを含めた歴史を著すことを主眼のひとつとしている。
目次
ミヤタ
陸王モーターサイクル
みづほ、キャブトン
メグロ
HOSK、DSK、BIM
山口、クインロケット、オリンパス
ライラック、ポインター
トーハツ、ブリヂストン
カワサキ
スズキ
ヤマハ
ホンダ
著者等紹介
小関和夫[オゼキカズオ]
1947年東京生まれ。1965年より工業デザイン、機器設計業務とともに自動車専門誌編集者を経て、現在に至る。1970年毎日工業デザイン賞受賞。フリーとなった後は二輪、四輪各誌へ執筆。二輪、三輪、四輪の技術および歴史などが得意分野。雑誌創刊にも複数関与する。自動車、サイドカー、二輪車部品を設計する「OZ」ハウス代表。自動車史料保存委員会所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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