内容説明
飛鳥時代はその激動の時代のなかで、政治体制と文化や思想が結びつくかたちで進化し、私たちが置かれている現代の原点ともいえる支配体制が形成された時代である。かつて歴史を動かした人たちも、われわれと同じように喜怒哀楽やさまざまな思惑をもって生きた人たちである。いったい、どのような思いで、どのように行動したのか。『日本書紀』や考古学的な事実、資料を部品として組み立て、推理し、飛鳥時代がどういう時代だったかをあぶり出す。
著者等紹介
尾崎桂治[オザキケイジ]
東京生まれ。一九六〇年代から月刊誌の編集者として活動。その間、イギリス、フランス、イタリア、ケニアなどに取材で訪れる。その後、出版社を設立。二〇年以上にわたって経営する。主として書籍の企画、編集、取材、執筆などを手がける。かたわら縄文時代および飛鳥時代を中心に歴史を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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