内容説明
日本最初の飛行が成功したのは、ライト兄弟が初飛行してからわずか7年後の明治43年(1910年)のことである。空を飛ぶことに魅せられた先覚者たちは命を賭けて未知なる航空の世界に挑んでいった。
目次
木枯し吹く代々木練兵場
ライト兄弟の活動大写真
国産奈良原機初めて飛ぶ
飛行機に憑かれた男たち
奈良原式鳳号の晴れすがた
鳳号、地方巡回飛行を開始
民間初の殉難者、武石浩玻
大口苦心の鳥飼式隼号完成
伊藤音次郎、失意のとき
少年、山縣豊太郎との邂逅〔ほか〕
著者等紹介
平木國夫[ヒラキクニオ]
1924年8月6日、石川県七尾市に生まれる。徳田小学校卒業。千葉工業大学予科修了。大日本飛行協会横浜飛行訓練所で水上機の操縦訓練を受け、学生長で学生助教のとき学鷲血盟特攻隊が成立、編入されたが、敗戦の日を迎えた。民間航空再開後、事業用操縦士の免許取得、伊藤忠航空輸送運航課長、日本航空機輸送運航部長、運輸省航空大学校講師(民間航空史)を歴任。現在は文筆業(作家)で、人間像同人、日本文藝家協会会員、航空ジャーナリスト協会副会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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