橘花―日本初のジェットエンジン・ネ20の技術検証

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  • サイズ A5判/ページ数 221p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784895222761
  • NDC分類 538.7
  • Cコード C0053

内容説明

第二次世界大戦末期。物資や情報も欠乏した中で、日本初のジェットエンジンを搭載した「橘花」が誕生した。本書は、このジェットエンジンを、航空エンジンに精通した技術者が、時間と空間を越えて現代の視点から、その高い技術面について正確な考証により分析する。

目次

第1章 現存するネ20ターボジェット・エンジン
第2章 ジェットエンジンの特徴
第3章 ジェットエンジン創成期の各国の状況
第4章 ネ20エンジンの技術―全体構造および性能
第5章 ネ20エンジンの技術―エンジン各要素
第6章 ネ20エンジンの技術―補機・運転・整備等
第7章 ネ20エンジン実物の検証
第8章 ネ20エンジン開発に対する反省と評価
第9章 ジェットエンジンのその後の発展

著者等紹介

石沢和彦[イシザワカズヒコ]
1937年4月10日(ホイットル・エンジン初運転の2日前)、兵庫県西宮市にて誕生。間もなく東京に移住。都立戸山高校、同志社大学工学部機械学科卒。1961年石川島播磨重工業(IHI)航空宇宙事業本部に入社。F104J戦闘機用J79エンジンの組立指導担当。1966年~P‐2J対潜哨戒機及びPS‐1飛行艇用T64エンジンの改良設計担当。1972年~エンジン騒音対策調査・試験、将来機種の技術および市場動向調査を担当。1980年~T‐4中等練習機用F3‐30エンジンの開発でチーフエンジニアを経て技術部長。1988年~技術部長として防衛庁向け全エンジンの技術統括。1991年~日本航空機エンジン協会(JAEC)の技術部長としてV2500の開発における技術統括。1994年~IHI航空宇宙事業本部技術開発事業部長としてエンジンの研究開発の統括。1997年‐2000年超音速輸送機用推進システム技術研究組合常務理事としてHYPR/ESPRの技術統括。現在、航空ジャーナリスト協会理事。日本ガスタービン学会、日本航空宇宙学会、日本機械学会、AIAAおよびNational Geographic Societyの会員。学会賞受賞3回
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

S.ISO

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ネ20はドイツからの技術提供で開発したと思っていたけど、実はほぼ国産技術だったというのは驚き。でも、設計は優秀だけど、工作精度と材料の問題で100%の実現はできず泣くのはいつも日本で悲しい。2017/09/24

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