内容説明
絶対短編=心底感動し、その魅力について、語らずにはいられない、現代人及び後世の人々に是非伝え残しておきたい9作品。純文学の存続のため、言語芸術に対する、言語による「再現芸術」を目標とした作品論。
目次
その1 森鴎外「じいさんばあさん」
その2 フランツ・カフカ「断食芸人」
その3 梶井基次郎「冬の日」
その4 ギュスターヴ・フローベール「素朴なひと」
その5 「今昔物語集 巻第十九」より「讃岐国多度の郡の五位、法を聞きて即ち出家せる語 第十四」
その6 アーネスト・ヘミングウェイ「二つの心臓の大きな川」
その7 J・D・サリンジャー「バナナフィッシュにうってつけの日」
その8 国木田独歩「空知川の岸辺」
その9 レフ・トルストイ「五月のセワストーポリ」
著者等紹介
斉藤繁[サイトウシゲル]
山梨県北杜市生まれ。早稲田大学卒業。元県立高校教諭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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