内容説明
野生動物の家畜化、そして実験動物化へ。公益財団法人実験動物中央研究所、世界に先駆ける実験動物開発の軌跡。
目次
第１章 野生動物から実験動物へ（ナキウサギ（Ｐｉｋａ）
スンクス（Ｈｏｕｓｅ ｍｕｓｋ ｓｈｒｅｗ））
第２章 野生動物の寄生虫と室内繁殖（メキシコウサギ（Ｖｏｌｃａｎｏ ｒａｂｂｉｔ）
アマミノクロウサギ（Ａｍａｍｉ ｒａｂｂｉｔ）
オオネズミクイ（Ｃｒｅｓｔ ｔａｉｌｅｄ ｍａｒｓｕｐｉａｌ ｒａｔ））
著者等紹介
松崎哲也［マツザキテツヤ］
獣医学博士。１９４２年茨城県に生まれる。１９６２年茨城県立結城第一高等学校農業科卒業。財団法人実験動物中央研究所飼育技術研究室入所。実験動物の開発改良に関する研究に従事。１９７３年飼育技術研究室主任研究員に就任。家畜および野生動物の実験動物化に関する研究に従事。１９８７‐８９年国立精神神経センター神経研究所モデル動物開発部非常勤流動研究員に就任。国立精神神経センター神経研究所モデル動物開発部動物生産室長就任。獣医学博士号取得（北海道大学）。２００２‐１４年株式会社ジェー・エー・シー取締役社長就任。２００６‐１５年株式会社実験動物中央研究所取締役就任。同年株式会社ジック取締役就任
神谷正男［カミヤマサオ］
医学博士。１９４０年岡山県に生まれる。１９６６年北海道大学獣医学部卒業、獣医師免許取得。１９６３‐６４年アフガニスタンを中心にユーラシア大陸を放浪。１９６８年東京大学大学院修士課程修了‐修士号取得。１９６８‐７１年タイ国立マヒドーン大学熱帯医学部の創設に従事（コロンボ計画専門家）。１９７１‐７６年聖マリアンナ医大病害動物学助手、講師。１９７５年医学博士号取得（東京大学）。１９７６年北海道大学獣医学部家畜寄生虫病学講座助教授
鈴木博［スズキヒロシ］
医学博士。１９３８年鹿児島県に生まれる。１９６１年玉川大学農学部卒業。１９６３年在日米軍４０６医学研究所昆虫部に勤務。医動物学の研究に従事。１９７１年東京大学医科学研究所助手、奄美病害動物研究施設で「南西諸島の医動物学的研究」に従事。１９７５年長崎大学熱帯医学研究所助手。医動物学に関するフィールド・ワークを行う。医学博士号取得（東京大学）。１９８６年長崎大学熱帯医学研究所准教授。韓国延世大学寄生虫学部客員教授。２００３年長崎大学熱帯医学研究所退職（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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