黒い水

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  • サイズ B6判/ページ数 325p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784895144346
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

東日本大震災に生きる…子どものこころ―『黒い水』(第6回まほろば賞最優秀賞受賞作)。仙台藩処刑場に眠る伊達家姫の命がけの愛―『川』。激流・激動が震う中懸命に生きる人間たち―『氾濫』。真剣な姿に心打たれ、感動が静かに満ちてくる小説三篇。

著者等紹介

佐佐木邦子[ササキクニコ]
仙台市生まれ。宮城教育大卒。1985年、「卵」で中央公論新人賞受賞(芥川賞候補作、テレビドラマ「泣く女」原作)。小説・脚本・その他執筆活動をしながら民話採訪に取り組み、宮城学院女子大学で教鞭を執るなど多岐にわたり活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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百太

26
イベント【東日本大震災・あの日を忘れない】参加中。 石巻北部の民族史を元にした物語は、興味深く読めました。 とても切なく遣るせにい気持ちになります。表題り「黒い水」(3.11の短編)は、その後の話や、もっと内容をふくまらせた長編だったらいいのになぁと思っています。 2016/03/07

さんつきくん

6
短編2つと長編1つ。表題作「黒い水」は東日本大震災で孤児になった小学生の男の子を引き取った里親の話し。震災から半年後とまだ混乱期を引きずっていた時期で接し方に苦心する。 「川」は江戸時代中期、仙台藩桃生郡女川村(現石巻市北上町女川)で実際に起きた主殺し事件「女川飯田口説き」を飯田道親の妻・節と恋仲になってしまった家来喜右右衛門の淡い恋を節目線で切なく。 「氾濫」はそれまでの川の水害に苦しむ民の姿と。大正期の突然の北上川河川工事に戸惑う人々姿を時代背景も絡めた力作。2015/04/10

とも

2
行った事のある川や土地を想像した。 震災があった時どうしていたかも思い出した。震災後のバタバタした雰囲気も無くなり、心の中も落ち着いてはきた。今の私達は脈々と繰り返された歴史の上にいる事を実感した。2019/08/13

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