内容説明
社会はいかにあるべきか?こうした問いに答える思想を「憲法思想」と呼んでおこう。すべての憲法思想は“進化論”と“功利主義”によって根拠づけられ、条件づけられる。
目次
第1部 進化論の眼―歴史の中の進化と近代化(情報進化;文化システムの動態;近代への道程;近代化と産業社会;近代化の諸段階;諸国民の近代化;進化論思想史)
第2部 近代日本の憲法思想(近代日本のメタモルフォーゼ;明治憲法時代の国家思想―穂積八束の世界;国民主権論の世界―戦後の美濃部憲法学をめぐって)
第3部 功利主義の眼―法哲学の再構築(価値原理としての功利主義;行動動機としての功利主義;社会規範としての功利主義;社会規範としての功利主義)
著者等紹介
重久俊夫[シゲヒサトシオ]
1960年福井県福井市生まれ。東京大学文学部(西洋史学)卒業。研究分野、哲学・比較思想史。人文死生学研究会(世話人)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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