日本国家と主体の理念―こころと法

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  • サイズ B40判/ページ数 159p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784895143738
  • NDC分類 304
  • Cコード C0010

内容説明

減らぬ自殺者、増え続けるうつ病患者、経済不況と大災害―迷走を続ける日本、自律できない日本が、真の独立した国家となるにはどうすべきか。日本の「こころ」の進化を探る哲学論集。

目次

第1編 近代日本の自己意識―自由と主体性(明治における近代的意識の誕生と発展―漱石の個人主義と現代の意識構造;明治の哲学における主体性の問題―ナカエニスムと西田哲学;意識、無意識と身体―精神分析および現象学における位相)
第2編 正義と法(共同体における正義と暴力について;公共性と法について;死刑制度と文化)
第3編 宗教、犠牲、死(国家と宗教の起源としての犠牲;ユダヤ教とイスラエル―パレスチナにおける宗教国家の未来;死についての精神分析)
第4編 安全保障と戦争(ヒロシマ・ナガサキの原爆とユダヤ人大量虐殺―二つの大量殺戮の歴史的意義;赦しと犠牲;人間の安全保障―その概念と射程)

著者等紹介

井上俊宏[イノウエトシヒロ]
精神科医。平成2年千葉大学医学部卒。その後、東京医科歯科大学大学院(犯罪精神医学)修了(医学博士)、東京大学大学院総合文化研究科(表象文化論)修了(学術修士)。千葉大学医学部附属病院、中村古峡記念病院、東京都立墨東病院、モントリオール大学フィリップ・ピネル研究所、厚生労働省、川崎市こころの相談所などを経て、平成20年より千葉市こころの健康センター所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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