内容説明
渋谷駅の地下から突然あらわれる川―渋谷川は、かつて玉川上水の余水や湧水を集めた豊かな清流だった。唱歌「春の小川」のモデルになった河骨川、若者の集う原宿・渋谷の街の暗渠の流れ、麻布や三田の歴史を伝える古川。そして未来に向けて再生する渋谷川の姿は?川のほぼ全域を歩き、40人以上の証言と多くの写真や資料を通して渋谷川の昔と今を語る。
目次
プロローグ 渋谷川とは
第1章 渋谷川のルーツ
第2章 代々木の杜の湧水
第3章 宇田川の源と九十九谷
第4章 金王八幡宮から恵比寿たこ公園へ
第5章 三田用水の分水と渋谷川
第6章 広尾と外苑西通りを流れた支流
第7章 古川と江戸の香り
第8章 古川の河口と入間川
エピローグ 川がつなぐ不思議な出会い
付録 「渋谷川をたどるお散歩ツアー」の記録
著者等紹介
梶山公子[カジヤマキミコ]
1947年生まれ。69年東京大学薬学部製薬化学科卒。雑誌『数理科学』編集部(ダイヤモンド社)等を経て退職。現在は渋谷ユネスコ協会会員、渋谷川・古川流域連絡会都民委員、渋谷歴史散歩の会会員、東京ユニオンチャーチ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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