内容説明
ラテンアメリカ、カリブの地域主義研究を進めてきた著者が、アジア太平洋、米州、欧州の多彩な地域統合・地域主義を比較分析し、3地域それぞれの特性を明らかにする。あわせて、東アジアにおいて日本が今後果たすべき役割、“東アジア共同体”の可能性と課題について展望。『地域経済統合と重層的ガバナンス』に続く最新論考集。
目次
第1章 地域統合の誕生と軌跡
第2章 統合機関と意思決定システムの比較
第3章 統合の利益と公正な価値の分配
第4章 民主主義と地域統合の関連性
第5章 統合の拡大と重層化
第6章 国家主権と地域統合レジーム
第7章 グローバリゼーション、国際経済秩序と地域主義
第8章 日本と地域主義―結びにかえて
著者等紹介
松本八重子[マツモトヤエコ]
1957年東京都生まれ。1980年東京外国語大学英米語学科卒業。1982年ミシガン大学大学院前期博士課程修了(政治学修士)。1990年東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学(国際関係論専攻)。現在、亜細亜大学国際関係学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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