目次
第1章 脳と生命・医療のあり方
第2章 コーカソイド
第3章 グノーシス―原始教会
第4章 家族・老化
第5章 山
第6章 雑
著者等紹介
梅園忠[ウメゾノタダシ]
1933年6月23日千葉県安房郡館山町(現館山市)に生まれる。1958年3月東京慈恵会医科大学卒業。1967年3月故郷館山市に開業。以後、地域医療に専念。安房医師会会長、千葉県医師会副会長、日本医師会理事等を歴任。2004年、日本医師会最高優功賞、旭日双光章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たーぼー
41
日本医師会最高優功賞、旭日双光章。立派な御仁である。僅かな頁に緊張の言葉の数々。兎も角『私は誰?』。心理発達理論8段階中、5,6あたりか。社会へのコミットメント、自己同一性は充分か怪しいものである。でもそんな自虐ですら潜在的な自己肯定の表れなんだろうな。著者も「今日まで愚考と迷妄の旅路」と自虐しているし。坂口安吾なんかひどいもんだ。幾多の文豪を散々茶化しまくった挙句、自らを「理論的に言う術を知らない駄弁で誤魔化す男」、「私は愚か者」と自虐のオンパレード。その作の題名見たらば奇しくも『私は誰?』ではないか。2015/09/29