新訳 歎異抄―わかりやすい現代語訳

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  • サイズ A5判/ページ数 214p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784895143080
  • NDC分類 188.74
  • Cコード C0095

内容説明

宗教的な先入観にとらわれることなく、唯円の「凡夫(一般人)の教え」に、論理的洞察を加えた現代語訳。解説、補注とあわせ、その思想に迫る。

目次

解説(『歎異抄』の成立;組織について;基本用語の予備知識)
現代語訳(異端の歎き;弥陀の誓願;ただ念仏して;悪人だから救われる;慈悲は中途半端なもの ほか)
原文

著者等紹介

松本志郎[マツモトシロウ]
大正7年3月6日生~昭和55年1月30日没。現在の鳥取県倉吉市に生まれる。旧制松江高等学校修了後、京都帝国大学経済学部卒業。京都大学大学院に進み副手を勤めていたが昭和17年応召。昭和20年8月応召解除となるが、その間、結核に罹患する。戦後、旧制県立倉吉中学校の教諭を務めたが、肺結核のため辞し、京大病院にて手術を受けた。昭和36年、転地療養のため親戚のつてで神奈川県大磯町に転居、事業を手伝いながら療養生活を送る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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フレデリック

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歎異抄自体名前しか知らない状態で初めて触れました。親鸞が弟子の唯円房に授けた言葉をまとめたもので、唯円房がその当時直面していた、親鸞の教えとはかけ離れてしまった異論を歎いて作られたものだとか。本書は出来る限り原典に沿って書くことに主眼が置かれ、意訳や独自解釈はなるべく入れないように書かれている。読んでみて、「これぞ宗教の在り方だ」と思うような、弱者の救済が浄土真宗の真髄である、と書かれていた。現代の自分には心響くものではなかったが、当時の人々にはさぞかし救いになったことだろう。2024/09/18

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