内容説明
本書は、フグたちの単なる図鑑や飼育書という枠を飛びこえて、あまり目を向けることのない沿岸のフグや珍しい淡水フグなども紹介し、さらにはフグと人間との関わりにまで触れた、まさに“フグの博物誌”です。
目次
淡水フグ・カタログ(淡水フグの飼い方;淡水フグの水槽セッティング ほか)
汽水フグ・カタログ(汽水フグの水槽セッティング;汽水フグの飼育レイアウト例 ほか)
海水フグ・カタログ(海水フグの水槽セッティング;海水フグの飼育レイアウト例 ほか)
ブリーディングファイル(アベニーパファー;メコンフグ ほか)
フグの博物学(フグってどんな魚?;フグ毒の話 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Koning
11
フグを飼うための教科書。表紙はミドリフグ。愛らしいのだが、ひれをかじる(w。それはさておき、プリティーな癖に齧るので混泳させられないとか、汽水対応な水草も気づけば齧られてしまうとか、殺風景な水槽になり勝ちなのだけど、それを上回るぷりちー加減。手づからえさを食べるとか愛嬌はたっぷり。でも実は上級者向けという連中なので、こういう本は読んでおくに越したことはないという。某フグサイトをやってた西村さんとか記事を書いてるので、管理のコツをつかめるはず。なのだけど、ウチはいったい何匹お星様にしてしまったのだろう(涙2013/01/24
しるく
1
ミドリフグを飼い始めて約2ヶ月、当初よりは種別に詳しくなって改めて再読。本を買った当初は可愛くないなぁと読み飛ばしてた種別のページ、詳しくなってから動きのかわいさや大きさに惹かれだしたファハカやムブのページを新鮮に読み込んだ。もっと詳しく知りたくなって、ザ・フグも購入……!2020/12/27
しるく
1
まず表紙がカワイイ! そして、きっちり淡水・汽水・海水それぞれの種類や元々の環境や飼育方法や水槽レイアウトにふぐそのものの生物学的な解説も載っていて充実。興味深くて飼育のお供に使える1冊に仕上がっているけど、照明のところに蛍光灯って記載があって驚き(今時はほぼLED)。思わず奥付を確認したら2006年でした……。2020/11/10
0422
1
いい。淡水にもフグっているんだ。2015/01/07
あくお
0
【紙にて読了】フグって飼えるんだ!と思い手に取った本、飼い方から種類、生態や飼育下での繁殖までフグのことを沢山知ることが出来た。刊行当時の2006年にはまだフグが毒を持つ理由がはっきり解明されていないらしく、まだまだ知らないことがあるんだなと感動した。フグは可愛い。2024/10/05