内容説明
本書は、動物行動学の父と称され、ノーベル賞受賞者でもあり、動物好きの一風変わった学者としても有名なコンラート・ローレンツの生涯を、250枚もの写真とイラストを中心にまとめたものです。彼の生い立ち、ドナウ河、ガンとの生活、攻撃性の研究など10章の異なる切り口から綴られた本文は、映像一枚一枚をつなぎ合わせ、ローレンツという巨匠が築き上げた世界をみごとに描き上げています。
目次
序 コンラート・ローレンツと新しい科学のはじまり
1章 アルテンベルクの生家
2章 5つの研究所
3章 ドナウという生物圏―扉の前に広がる大自然
4章 自由にふるまう動物たち
5章 家畜化する動物たち
6章 サンゴ礁とアクエリアムにおける攻撃性の研究
7章 ガンとともに生きる―動物行動研究の父
8章 医者の目から見た世界
9章 動物心理学と人間心理学
10章 アルテンベルクのヒューマニスト