内容説明
本書は大学・短期大学・高等専門学校における文学・国文学・近代文学・国語等の教科用を主眼とし、同時に日本近代文学、とりわけ恋愛を描いた文学に深い関心を寄せる読者に供することを目的として編纂したものである。収録作品は明治・大正・昭和初期に限定した。作品選択にあたっては、明治・大正・昭和各時代の日本人の恋愛観が表われていると思える作品を選んだため、必ずしもその作家の代表作とはなっていない。
目次
くされたまご(嵯峨の屋おむろ)
あいびき(二葉亭四迷)
夢十夜(夏目漱石)
金色夜叉(尾崎紅葉)
恋を恋する人(国木田独歩)
外科室(泉鏡花)
南京の基督(芥川龍之介)
桜の樹の下には(梶井基次郎)
若菜集(島崎藤村)
海潮音(上田敏)
槐多の歌へる(村山槐多)
山羊の歌/在りし日の歌(中原中也)
みだれ髪(与謝野晶子)
別離(若山牧水)
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