材―樹木のかたちの謎

材―樹木のかたちの謎

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  • サイズ A5判/ページ数 159p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784895000574
  • NDC分類 657.2
  • Cコード C3045

内容説明

樹木は風・雨・雪など外からのさまざまな圧力に対して、内部の材組織を力学原理に最もかなった状態に配置する術をもちしなやかに生き抜いている。樹木の形を詳細に見ればその力学的状態を判断することができる。本書は、マテック、クーブラー両教授によってなされた最新の樹木の生体力学的研究を、120点ものわかりやすい挿絵とともに紹介している。

目次

1 序論
2 力学的基礎
3 樹木の力学的な自己最適化―五つの法則
4 てこの腕の最小化の原理
5 均等な応力の原理
6 平行繊維と力の流れの編成
7 年輪と力の流れ
8 成長応力
9 応力を制御した強度の分布
10 亀裂
11 末尾の所見―概説と展望

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ymazda1

5
幹は傾かないように、枝は抜けないように、根は転ばないように・・・樹木は全身でそんなことを意識しているのではなくて、ひとつひとつの細胞が外側のストレスに反応することで、そんなふうに育っていく・・・そしてそんな自論を有限要素解析で机上で再現までしてみせるのはスゴイ・・・たとえばミズキの枝は水平を意識しているように自分には見えるとか、そんなことも科学的に説明できたりするんかな。

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