内容説明
お茶の飲み方はひとつではないし、お茶と人の係わりもひとつではない。そして、さまざまなお茶の向こうにはさまざまな人々の暮らしがある。おいしいごはんと興味深い暮らしに出会うのが楽しくて、アジアの旅をくりかえしているうちに出会った、いくつものおいしいお茶。
目次
まぼろしの烏龍茶
チャイ・ロードの旅
食べるお茶と番茶の物語
国境の向こうは茶畑
雲の南のお茶事情
中国人ムスリムとお茶の道
著者等紹介
森下ヒバリ[モリシタヒバリ]
旅行作家。1961年、岡山県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆうこ
2
ミャンマーやタイの北部は、発酵食品の宝庫なんだなあ。前に読んだ納豆の本にもたくさんの変形納豆が紹介されていたし、この本には発酵茶が出てくる。旅行記のようでありお茶の専門書のようでもあり、内容の濃い一冊でした。2020/01/16
ayako
2
各地のお茶の嗜好の違いに興味津々2016/08/22
pino
2
著者が大好きなお茶を求めて旅をする話。ほこっとした表紙にひかれて借りてはみたものの何だか地味そうなので、あまり期待せず、読み始めました。ところが、これが面白い!アジア各地でのお茶の嗜好の違いや、アメリカに紅茶が根付かなかったワケ、またまたお茶がらみのアジアの悲しい歴史など、知っておいて損はないというエピソード満載の本でした。まるで、著者と小さなカフェでお茶を飲みながら ふんふん、そーなんだーと会話しているような楽しい内容でした。2012/02/28