内容説明
生徒会執行部のメンバーとなったレオは、会長のエリカから新しい人材をスカウトするように言いつけられる。エリカの趣味により美少女で巨乳の1年生を探すうちに、白羽の矢が立ったのがなごみだった。人との接触を嫌うなごみになんとか参加してもらおうと、説得を続けるレオ。あることから彼女に貸しを作ったレオは、やっと執行部へ加わる約束を取り付けるのだった。メンバー合宿でかたくなな彼女の内面に触れたレオは、いつの間にか惹かれはじめ…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えすてい
7
新たな進路を開拓していく成長物語でもある。レオは経営学部に進学し、なごみは花屋を継がず料理人修行。その学んだことを活かしいつか二人で店を切り盛りする。その期待で締めくくられる。2021/12/08
えすてい
7
なごみとの成長物語なんだね。親に敷かれたレールや親の呪縛からの解放となごみ自身の気付き。やや唐突だけど当時のパラダイムノベルスはそういうつじつまの合わない唐突さも許容範囲だったのだろう。2021/10/19
えすてい
7
なごみのあそこに軽く口づけするもなごみの余りの恥ずかしさから主人公はそこで止めたとある。主人公の「良識」なのかもしれない。そういう意味ではパラダイムノベルスは後のパラダイム出版の文庫本各レーベルと比べるとまだまだ「大人しかった」時代だ。なごみのはつらつとした水着姿の大きな挿絵があるだけでも当時としてはかなりの大サービスなのかもしれない。2021/10/15
えすてい
7
主人公の一年下の後輩椰子なごみがヒロインだが、主人公の筆おろしは教師がやってしまった。夏合宿シーンではなごみの水着挿絵がある。なごみのあそこはつるつるで主人公はあの日は来てるのとかと生々しく質問してくるのがパラダイムノベルスにしては大胆だ。今のぷちぱら文庫・オトナ文庫にも殆ど出てこない。エピローグは卒業後の二人。ところで、祈先生による筆おろしは別として、なごみと初になるまでお色気なシーンやストーリーが殆どない。パラダイムノベルスではヒロインと結ばれるまでに結構引っ張るものも少なくなかったしなぁ。2021/10/13
えすてい
6
この頃まではまだ初は甘々なドラマではなく、ヒロインが痛みの洗礼に耐えて脱皮して新しく生まれ変わるという表現が主流だったのだろう。ジュブナイルポルノにおけるラブコメで初が甘々ドラマに変わっていくのはいつ頃になってからななのだろう。2021/10/22