内容説明
眷属としての記憶を失ったアラミス。お互いを“還した”はずだったが、カダンには記憶が残されていた。自分を取り戻したいと願うアラミスとともに、再びルタのもとへと旅立つカダン。その道のりは、かつて「ラッテ」という名の少女が、ルタと旅した行程によく似ていた。謎の女性イスナは、ルタの館を守る番人を退け、カダンに数々の赤い石を手渡す。石に込められた思いをルタに届けてほしいと、彼にすべてを託すのだった。館でカダンを待っていたのは…。
著者等紹介
清水マリコ[シミズマリコ]
劇団少女童話主宰
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