内容説明
大学で心理学の助教授を務める佐伯祐司は、教え子の水代葵に勧められ、インターネットを始めた。ところが、葵のホームページだと教えられたはずのアドレスで、偶然にも陵辱についての相談話に出会ってしまう。その「EDEN」と名付けられたホームページに集うメンバーたちは、まるで良心など持ちあわせていないかのような発言を繰り返していたのだ。半信半疑のまま、彼らの行動をのぞき続ける祐司。いつの間にか彼自身が標的となったことに気づき…。ネットの野獣たちに狩り出された、突然の恐怖。女性を陵辱し奴隷へ貶める、凶悪な犯罪者たちの「遊び」…。欲望のままに行動する彼らの戯れに巻き込まれ、餌食となった祐司は。
著者等紹介
島津出水[シマズイズミ]
双子座生まれのAB型という、見るからに二重人格っぽい星の下に生まれたライター。最近、仕事の時に流すBGMの収集癖が再燃したらしい。映画のサウンドトラックが中心だが、〆切間際は「坂本龍一の『1996』がないと、原稿が絶対上がらない」とか
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感想・レビュー
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Climina
1
本編にない要素もあってゲームとは違った観点で読める2014/10/07
ぱんぷきん
0
クロロホルムで実際に人を眠らせることは困難、薬無しでは体だけ気持ち良くなることは無い等現実の知識が邪魔になって物語を十分に楽しめなかった。一方で個人情報の管理が甘く、インターネット黎明期という環境であればあってもおかしくないというリアリティを感じる。ゲームをプレイしたことがないので画像の状況が分かっていなかったのだが、本書を読んであらかた理解することができた。エデン関係について後半駆け足になっていたので、凌辱も含めてもう少しページ数を割いて欲しかった。 2016/06/22
samurai
0
悪くはないが、私的にはエデンとの闘いがある2の方が面白いと思う。1は独自の怖さがあるけれども、エデンという集合体が薄っぺらく感じる。2020/07/25