内容説明
近現代の3次にわたる移民流入により、多様な来歴や習慣を持つ20万の人々。「同じ釜の飯を食う」中で、日常食からは舌と身体に刻み込まれた習性を、儀礼食からは信仰心を感じながら、ユダヤ人とは何か、彼らにとっての自分たち自身とは何かを考察。人類学調査の新たなレシピ。
目次
1 アルゼンチンのユダヤ人(アルゼンチンという国;アルゼンチンのユダヤ人の来歴;言語・教育)
2 安息日のハラー(安息日の食事;ロミナ家の安息日の晩餐;食餌規定と聖なるもの)
3 苦菜と蜂蜜(苦いものと甘いもの;ジュディス家の過ぎ越しの祭;言葉と食べ物)
4 牛肉とアサード(牛肉とアルゼンチン人;お母さんの料理とユダヤ料理)
5 食べ物がもたらすつながり(「ホーム」と食べ物;食べ物を分かち合うこと)
著者等紹介
宇田川彩[ウダガワアヤ]
1984年、横浜市生まれ。東京大学総合文化研究科博士課程在籍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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