内容説明
『韓語通』『古鮮冊譜』など多くの著作を残し、朝鮮学の基礎を築いた前間恭作。外務省の通訳官として歴史の舞台を演出しながらも、45歳で退官。以後の人生を朝鮮書誌研究に捧げた。本書は知られざる波乱の生涯を克明に掘り起こした労作である。
目次
1 前間恭作の家族
2 幼少期~長崎時代~東京
3 朝鮮時代―明治24年8月~44年3月
4 東京・青山時代―東洋学のために
5 福岡・箱崎時代―後進のために
6 遺品の行方
著者等紹介
白井順[シライジュン]
1974年、横浜生まれ。2003年大阪市立大学大学院博士後期課程単位取得退学。2011年、中国学博士(大東文化大学)を取得、現職は四川大学古籍整理研究所副研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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