内容説明
ミクロな地域から見える仏教のダイナミズム。国境をまたいで生きてきた人びとにとって国民国家の枠組みは一つの範疇に過ぎない。民族や宗教の動態を地域社会の文脈から読み解く。
目次
1 「境域」空間をなす徳宏(芒市と瑞麗;徳宏タイ族 ほか)
2 徳宏の上座仏教の特徴(上座仏教徒社会の先行研究と課題;少数にとどまる徳宏の出家者 ほか)
3 ホールーによる誦経実践の変容と継続(ホールーの役割;越境するホールー ほか)
4 実践の多様性(出家者との関わり方の相違;戒律実践の多様性 ほか)
著者等紹介
小島敬裕[コジマタカヒロ]
1969年、神奈川県出身。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程修了。博士(地域研究)。現在、京都大学地域研究統合情報センター研究員。京都精華大学、滋賀大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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