内容説明
伝統的な高床式住宅と洋風建築。現代都市バンコクを彩る風物だが、そこには歴史的背景と建築的必然と織りなす複雑な来歴がある。風土と人が織りなす自在な「住」の風景をたどる。
目次
１ 床高から見るバンコクの住宅類型（バンコクの都市と住宅；高床式住宅；揚床式住宅；地床式住宅）
２ 伝統的な高床式住宅・タイ住宅の再考（タイ住宅を巡る言説と疑問；動産としての住宅；移築と増築による住空間の変容；空間変容のサイクルと家族構造）
３ バンコクの近代化と高床式住宅（タイ住宅の減少とその理由；選ばれる揚床式住宅；選ばれる高床式住宅；戸建て賃貸住宅の開発と高床式住宅）
著者等紹介
岩城考信［イワキヤスノブ］
１９７７年、大阪府生まれ。法政大学工学研究科博士課程修了。現在、法政大学大学院工学研究科・博士課程に在籍（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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