- ホーム
- > 和書
- > 人文
- > 文化・民俗
- > 文化・民俗事情(海外)
内容説明
人類共通の課題“健康”を農村で見つめる。グローバルな課題はマクロな視点や施策で語られることが多い。本書は、1971年の独立直後から多くのNGOが設立され、今や平均余命や新生児死亡率が近隣のインドやパキスタンを凌駕するバングラデシュの歩みを、ミクロな観察やエスノグラフィーから報告する。いわば、政策の現場を人びとの目線で評価しようとする試みである。
目次
第1部 バングラデシュの自由の闘争とNGOsの誕生(戦争と災害が育てたNGOs;GUPの活動とワーカーたち;バングラデシュ農村の多元的なヘルスケア;TBA(ダイ)が介助する出産の現場)
第2部 貧困からの脱却とジェンダー平等:2015~2021年のカリア村とラジョール村(農村部における児童婚の現状と展望:リプロダクティブ・ヘルス/ライツの視点から;マイクロクレジットから見る女性の生活変容とNGOsの課題;村落社会の変化と女性の行動圏)
第3部 バングラデシュのヘルスケア政策と女性の健康(女性たちにとってのヘルスケア環境:私立病院・公立病院・NGOs;出産介助者と母子保健政策の半世紀;医薬化の迷路:妊娠初期の薬の使用;正常な出産を望む女性たち;母乳か粉ミルクか:文化と医療の狭間で;産後の健康から浮かび上がる女性の生活)
著者等紹介
松岡悦子[マツオカエツコ]
1954年生まれ。1983年大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程単位取得満期退学。博士(文学)。専門は文化人類学。現在、奈良女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
BLACK無糖好き
-
- 和書
- 自治体の公共政策