内容説明
日系企業の進出は地域をどう変えたか。大規模工業団地は急激な都市化をもたらし、農村地帯の風景は一変した。新しく入ってきた住民は古くからの住民をおさえ多数派に。本書は、現地の変貌を緻密な調査であぶりだす。
目次
序章 工業団地と地域社会の変容
第1章 穀倉地帯から工業団地へ―そして村はどう変わったのか
第2章 都市化のさらなる進展と持続する農村的特徴
第3章 流入してきた新住民―混じり合わない混住化
第4章 非正規雇用労働者への視点―旧村落部アパート群調査より
第5章 都市化と沿道商人の流入
第6章 カラワンにおける森林と集落―取り残された開発
第7章 SDTVモデルの検証―カラワンとナムディン
終章 混住と工場労働の外側
著者等紹介
内藤耕[ナイトウタガヤス]
1962年生まれ。1991年慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学。専攻は社会学、国際コミュニケーション研究、インドネシア研究。現在、東海大学文化社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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