内容説明
「少年老い易く学成り難し…」この著名な漢詩は「階前の梧葉すでに秋声」で結ばれる。中国人類学に着実な足跡を残してきた著者にも、少年時代はあり、初渡航やフィールドワークに緊張する青年期もあった。定年退職に際し、研究・調査の逸話を交え語る、東北人としての自伝的エッセイ。
目次
牽牛花の廃屋(永訣の午後;祠堂に続く道 ほか)
松の根と赤飯(香菜;死者との共食 ほか)
道玄坂のセミ(宮沢賢治;敗北 ほか)
教育者とネコ(スー;カドヴェオ族の紋様 ほか)
著者等紹介
瀬川昌久[セガワマサヒサ]
1957年、岩手県花巻市生まれ。1986年、東京大学大学院博士課程中退。学術博士(東京大学1989年)。専攻、文化人類学。国立民族学博物館助手、東北大学教養部助教授、同大学文学部助教授を経て、1996年より同大学東北アジア研究センター教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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