内容説明
国際政治の狭間に置き去りにされながら、ヘブライ語を学び、ユダヤ人社会で働き、理不尽な立場を生き抜く人びと。超えがたい壁に日々書き付けられるグラフィティからは、彼らの心の奥底からの叫び声が聞こえてくる。
目次
1 はざまに位置する街(東エルサレムという場所;深まる孤立)
2 イスラエル社会に身を寄せる(イスラエルで学び働く;ヘブライ語を学ぶ女性たち;市民権か抵抗か)
3 若者たちの「インティファーダ」(抵抗;逮捕と投獄;死後の遺体)
4 この地にとどまるということ(立ち退きと家屋破壊;#出ていかない;路上の集団礼拝)
5 パレスチナ社会とエルサレム(表象のなかのエルサレム;壁を越える;バラディ、バラディ)
著者等紹介
南部真喜子[ナンブマキコ]
1986年、兵庫県生まれ。東京外国語大学大学院国際総合学研究科博士後期課程在籍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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