日本と中国の家族制度研究

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  • サイズ A5判/ページ数 468p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784894892613
  • NDC分類 367.3
  • Cコード C3039

内容説明

人間にとって「家族」とは何か。社会学・人類学・民俗学・歴史学・思想史の多彩な知見が、「イエ」「ji〓z´u」「family」の「営み」に分け入り、当事者(=家族)の視角や社会との交点をつぶさに論議。色あせぬ座標軸となった香港大学の国際シンポジウムの成果。

目次

第1部 日本の家(「西洋」を乗り越えて―「家(イエ)」は血縁集団ではない
日本の家・再考―東アジア稲作社会の視点から
日本農村における「家」―明治民法施行前の東北地方農村
仏教寺院と家
日本のハイブリッドモダンはいかなる社会や文化か―その特徴と課題
家と近代化―柳田国男の家族論をとおして
有賀喜左衛門の民族的性格論と家・村論
近世都市の大商家における家・同族―三井を事例として
伝統の再創造―家と会社)
第2部 中国の家族(家族・社会・国家―伝統中国における「家国」意識の形成とその超克;漢人親族の再考―台湾農村の人々の「好命」(幸運)と家屋の分析を通じて
方法論的相対主義はいかにして可能か―台湾における親族研究から)
第3部 日本の家と中国の家族(日本と中国の家族制度比較研究―親密圏再考のための基礎として;「器」としてみる家族―東アジア・日本からの家族概念への問い)

著者等紹介

首藤明和[シュトウトシカズ]
1970年生まれ。2001年、神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了。博士(学術)。専攻は社会学。現在、長崎大学多文化社会学部教授

王向華[オウコウカ]
1963年生まれ。1997年社会人類学博士(オックスフォード大学)。専攻は文化人類学。現在、香港大学現代言語・文化学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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