内容説明
マイノリティはなぜ貧しくなるのか。グローバリゼーションのもと、不可欠な人員でありながら、「劣った労働力」と見なされ、力尽きれば路上生活に追いやられる先住民。生活現場の実態調査から「先住民底辺化」の構造を解明。
目次
サパへの旅
第1部 現代社会と先住民(先住民と市場社会;調査対象の説明;先住民の研究と課題)
第2部 参加する先住民/参加しない先住民(適応型の労働と生活;伝統型の仕事と生活;解体型の労働と生活;先住民の相対的底辺化)
第3部 都市底辺を生きる(マニラの路上から)
補論 「確かなデータ」についての考察
あらたな旅へ
著者等紹介
吉田舞[ヨシダマイ]
1977年生まれ。2001年にフィリピンの大学を卒業後、企業、日本大使館、NGOで働く。2015年、首都大学東京大学院人文科学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。専門は都市先住民・在日外国人の労働社会学。現在、特定非営利活動法人社会理論・動態研究所研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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