内容説明
「宗族」は独特の血縁集団として中国社会を特徴づけ、いまも華僑や中国企業の背景で健在である。時代に応じて変化し続ける家族・宗族の歴史的展開を簡潔に記した好著の翻訳。
目次
第1章 略論―現在から説き起す
第2章 宗族の構造と変遷
第3章 宗族と祠堂祭祀
第4章 族人教化と族人の社会生活に対する宗祠の役割
第5章 族人間の互助に基づく経済生活
第6章 家族主義的政治と族人の生活
第7章 宗族と譜牒編纂
第8章 結論
著者等紹介
馮爾康[フウジコウ]
1934年江蘇省儀徴県生まれ。1959年南開大学歴史系卒業、同年、同大学助教となりながら、大学院修士課程を修了。その後、講師・副教授を経て、1985年に教授となり、2002年に退職。現在、南開大学社会史研究中心学術委員会主任。専攻は中国宗族史、清代史
小林義廣[コバヤシヨシヒロ]
1950年岩手県松尾村松尾鉱山(現、八幡平市)生まれ。1980年名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学、1984年東海大学文学部史学科東洋史専任講師となり、その後、助教授、教授を経て、2015年4月から同大学特任教授。博士(歴史学/名古屋大学)専攻は宋代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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