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内容説明
「住まう」という営みのインテグラルへ―。水上/陸上に住まうという行為を、単に住む場所に関連させるのではなく、また被差別の問題に置き換えるのでもなく、日常の実践の総体と捉える。船に住まう人々の生きざまを描く、気鋭の民族誌。
目次
序章
第1部 社会変化期を生きる連家船漁民(「連家船漁民」とは誰か;土地と家屋獲得の歴史―集団化政策と陸上定居を経て)
第2部 陸上の世界に自らを位置づける(祭祀活動に見る連家船漁民の集団意識―共存する「宗族」・「角頭」・「大隊」;連家船漁民の眼に映る陸上の人々との差異―葬送儀礼と「祖公」をめぐる理解)
第3部 水上/陸上のはざまで(船に住まいつづける連家船漁民)
終章 「水上に住まう」ことが意味するもの
著者等紹介
藤川美代子[フジカワミヨコ]
1980年、愛知県生まれ。2014年、神奈川大学歴史民俗資料学研究科博士後期課程修了。博士(歴史民俗資料学)。現在、南山大学人類学研究所第一種研究所員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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