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内容説明
アーユルヴェーダから現代医学まで多様な医療が混在するインド。病める人たちは国家制度の範疇を超えて自在にそれらを選択している。伝統的治療師に弟子入りし、非制度的医療の果たしている役割を見つめた著者が、「社会システムとしての医療」の展望に迫る。
目次
第1章 インドにおける医療多元性
第2章 病因論と地域性
第3章 調査地の概要
第4章 地域社会における医療の実態
第5章 伝統的治療師の実態
第6章 地域社会の中の非制度的医療
第7章 「医療」の外からみた地域医療
おわりに―これからの医療
著者等紹介
松岡佐知[マツオカサチ]
1980年生まれ。2017年、京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程修了。博士(地域研究)。専門は、医療人類学、医療社会学、南アジア地域研究。現在、日本学術振興会特別研究員(PD)として国立民族学博物館に所属。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科特任研究員。帝京大学医学部附属病院薬剤師、防衛省技官(薬剤師)、在ガーナ日本国大使館草の根・人間の安全保障無償資金協力調査員などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。