内容説明
日本人類学が築いてきた骨太の学統に迫る。人類学の巨人・馬淵東一の生誕100周年を記念し、2009年に台湾で開かれたフォーラムの成果。幅広い業績の中から台湾原住民族研究に絞り、今日の視点から再検討・再評価を加えた論文集。
目次
序―生誕一〇〇年を機に
刊行によせて
馬淵東一の流儀―台湾調査とその後の展開
「ズレ」の探求―エクステンシブな調査方法をめぐって
『台湾高砂族系統所属の研究』とその後
人類学者・馬淵東一と言語学
研究のための博物館資料の収集調査―馬淵東一が台湾原住民族の物質文化によせた社会人類学的関心と歴史人類学的関心の二つの側面
オランダ民族学・宗教学と台湾原住民研究
ブヌン研究史における馬淵東一の位置―特徴・問題点・可能性
馬淵東一のツォウ研究素描
パングツアハ族とアミ族―民族名称表記の変遷にみる馬淵東一の台湾原住民族研究への視点
著者等紹介
笠原政治[カサハラマサハル]
1948年、静岡県生まれ。東京都立大学大学院博士課程単位取得退学。現在、横浜国立大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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