内容説明
トンガ・ミクロネシア・ソロモン…、太平洋に点在する12の島嶼国家は、近代化とグローバル化の狭間に揺れ続けている。これら「脆弱国家」の現在と「国家再生」への住民の活動をつぶさに描く。
目次
第1部 ポリネシアの海外移住と民主化運動(海外移住と母社会の近代化;移住者の「トンガらしさ」へのこだわり;立憲君主国の民主化運動;ストライキと政治改革)
第2部 ミクロネシアの伝統政治の現在(首長がコントロールする政治;人と政治を動かす土地;ヤップと離島のネットワーク)
第3部 メラネシアの資源開発と保護(国家の森林開発に抗する村落社会)
著者等紹介
須藤健一[スドウケンイチ]
1946年新潟県生まれ。1975年東京都立大学(現首都大学東京)大学院社会科学研究科博士課程単位修得退学。文学博士。専攻は社会人類学。現在、神戸大学大学院国際文化学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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