内容説明
「シネマラヤ」に集う映像群。シネマと「自由」を意味するマラヤを冠したフィリピン最大の独立系映画祭。ここには暴力・貧困・差別など、虐げられてきた土着の「リアル」がある。本書は権力を拒み、「失われた自己」を回復しようとする映画人たちの製作現場や生きざまに生々しく迫る。
目次
序章 フィリピン映画の源流と一つの問いかけ
第1章 インディペンデント映画揺籃史とシネマラヤの誕生
第2章 映画と風景
第3章 地域映画(シネマ・レヒヨン)の創生
第4章 フィリピン映画に描かれたポストコロニアルな風景やLGBT
第5章 フィリピン映画と日本
第6章 「ポスト真実」時代のフィリピン映画
第7章 フィリピン映画と信仰
第8章 異彩を放つ映画人たち
終章 インディペンデントの航海は続く
著者等紹介
鈴木勉[スズキベン]
1963年生まれ。1986年早稲田大学第一文学部卒。現在、国際交流基金アジアセンター参与、一般財団法人フィリピン協会評議員。専攻は国際文化交流、フィリピン文化研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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