内容説明
盂蘭盆会の起源と言われる目連救母伝承は、東アジアの基層文化に大きく横たわる。日中韓の祭祀・芸能の諸相から、死生観や霊魂観の再考を迫る注目の論集。
目次
第1部 概説篇(祭祀芸能史からみた目連戯;目連伝承と目連戯;東アジアの盂蘭盆会の歴史と目連戯;宗教劇としての目連戯;〓(ふ)田の目連戯と観音の考察―事例研究を通して)
第2部 論考篇(演劇史における目連戯;女性の救済―〓(ふ)仙目連戯と『血盆経』
韓国の目連伝承と盂蘭盆斎
巫女が伝える目連救母伝説―陸前北部の「口寄せ」縁起
神楽の中の目連とその比較)
著者等紹介
野村伸一[ノムラシンイチ]
1949年生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程単位取得退学。文学博士。慶應義塾大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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