内容説明
切実な「学び」の希求。結婚や出産を経て学校へ通い始めた彼女たち―その実像は教育を通した自立というストーリーではなく、抑圧の日常から「明日」へという選択の「多様な束」であった。「自律と依存」「伝統と近代」といった二項対立を超え、「持続可能な自律」を目指す生き方を描く。
目次
序論 アフリカの女性の生き方と学校教育
第一章 変わりゆく村
第二章 教育開発の展開
第三章 進学か結婚か
第四章 女性性の再構築―娘を学ばせた女のライフストーリー
第五章 時代による差異のはざまで―女性教員のライフストーリー
第六章 結婚後の就学―学校に通う母親たちのライフストーリー
結論 教育を求める女性たちの関係的自律性
著者等紹介
有井晴香[アリイハルカ]
1988年生まれ。2016年京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程修了。博士(地域研究)。専攻は文化人類学、アフリカ地域研究。現在、北海道教育大学教育学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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