内容説明
モンゴル、インド、スリランカ、中国、韓国、日本など、アジア各地の事例を読み解き、変動する社会における文化の創造とパフォーマンスを考察。(民博「アジア・太平洋地域における民族文化の比較研究」第9回シンポジウムの成果)
目次
トン族における儀礼と口頭伝承
儀礼とモンゴル英雄叙事詩
モンゴル・シャーマニズムにおける祭天儀礼とその祈祷文
太鼓と法輪―スリランカ、高地シンハラ社会の儀礼と口頭伝承
北インド社会における女性の儀礼と口頭伝承―婚姻儀礼を中心に
ベンガルのバウルの宗教儀礼と口頭伝承
ヒラニーの歌―神に捧げた息子の肉料理
涼山イ族の伝統的婚姻制度と口承文学「クンジュ」
壮族の哀悼歌―儀礼の示すもの、口承文芸の示すもの
歌垣の春唄と秋唄と
作り出された伝承ともたらされた伝承
儀礼における音の役割
著者等紹介
江口一久[エグチカズヒサ]
1942年~2008年6月13日。京都市生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程中退。文学修士。国立民族学博物館名誉教授
八木祐子[ヤギユウコ]
1959年長崎市生まれ。長崎大学教育学部卒業、甲南大学大学院人文科学研究科博士課程(単位取得)退学。現在、宮城学院女子大学学芸学部人間文化学科教授
手塚恵子[テズカケイコ]
1962年京都市生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、京都先端科学大学人文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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