内容説明
本書は、松代大本営をフィールドワークする中・高校生、そして大学生や市民のみなさんのガイドブックとして編集しました。松代大本営のガイドはもちろん、長野県、特に松代の歴史・自然・風土、さらに周辺の史跡についても解説しました。
目次
第1章 松代大本営のある街・NAGANO(長野県の自然とくらし;長野県のあゆみ ほか)
第2章 松代大本営について学ぼう(知っておきたい松代大本営のアウトライン;松代大本営の建設 ほか)
第3章 松代の地下壕を歩いてみよう(象山地下壕;舞鶴山地下壕 ほか)
第4章 松代大本営と結ぶ(松代大本営見学とセットで平和ツアーを企画しよう)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Takao
3
2002年10月8日発行(初版)。松代大本営地下壕には以前から何回か足を運んでいるが、改めて読んでみた。すでに16年も前の本なので、さらに多くの見学者が訪れているのだろう。本書は、中学生・高校生が事前学習するのに最適な案内になっている。私自身、松代に近い屋代高校に通っていたが、1970年代半ば、高校生の私はそれほど関心を持っていなかった。今の地元の高校生たちはどうなのだろう。本書の最後には、自分の住む地域でのフィールドワークも呼びかけられている。地域の戦争遺跡を保存し、語り繋いでいくことが大切だと思った。2018/08/17