「においオブジェクト」を学ぶ―神経生物学から行動科学が示すにおいの知覚

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  • サイズ A5判/ページ数 383p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784894792289
  • NDC分類 481.37
  • Cコード C3040

内容説明

私たちはいったい何を“におって”いるのか?におい研究の新たな視点。心理学者と神経生物学者がタッグを組み、「におい」が経験によって変化する仕組みを、行動レベルから神経レベル、そしてヒトから大腸菌にわたって行われた膨大な実験成果によって解き明かしていく。

目次

第1章 動物とヒトでの嗅覚系の機能
第2章 嗅覚理論の歴史と比較
第3章 受容機構
第4章 刺激の強度と知覚的な質の関係
第5章 ヒト以外の動物におけるにおいの弁別
第6章 ヒトにおけるにおいの質の弁別
第7章 においの記憶
第8章 インプリケーション:本書の意義

著者等紹介

ウィルソン,ドナルド・A.[ウィルソン,ドナルドA.][Wilson,Donald A.]
1957年生まれ。ニューヨーク大学医学部教授(小児、青年精神医学)と、ネイサン・クライン精神医学研究所の上級研究者を兼務し、情動脳研究所の創始メンバーでもある。カナダのマックマスター大学で博士学位を取得した後、カリフォルニア大学アーバイン校でポスドクを務め、オクラホマ大学で動物学領域の教授をする。においの知覚や記憶、知覚学習に関わる嗅覚野の役割に関する研究の第一人者であり、近年では、アルツハイマー病の動物モデルにおける嗅覚系の病理に関して研究を進めている

スティーブンソン,リチャード・J.[スティーブンソン,リチャードJ.][Stevenson,Richard J.]
1964年生まれ。オーストラリアのマッコーリー大学心理学教授。英国サセックス大学で実験心理学の博士学位を取得し、シドニーの食品研究所やシドニー大学でのポスドクを務めた後、現職。ヒトの摂食行動に関わる実験心理学者として、においや風味、嫌悪などの関連領域で興味深い研究を数多く報告している

鈴木まや[スズキマヤ]
1966年生まれ。関西学院大学文学部非常勤講師、同大学応用心理科学研究センター客員研究員。ウォーリック大学大学院留学中にS.ヴァン・トラー博士のもとでにおいの心理学を学び、社団法人人間生活工学研究センターの研究員を務めた後、関西学院大学で心理学の博士学位を取得。知覚や感情研究の視座から、においをめぐる様々な心理学的研究に関心を持つ

柾木隆寿[マサキタカヒサ]
1979年生まれ。関西学院大学文学部総合心理科学科契約助手。関西学院大学で心理学の博士学位を取得後、日本学術振興会特別研究員PDとして名古屋大学で研究に従事し、その後現職。専門分野は学習心理学で、味・嗅覚の条件づけや知覚学習の研究を進めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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takao

1
☆におい(化学物質の組み合わせ)は学習された結果。 2017/12/19

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