蓮田善明 戦争と文学

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蓮田善明 戦争と文学

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  • サイズ B6判/ページ数 318p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784846017460
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

内容説明

三島由紀夫の精神的な「父」。敗戦時、隊長を撃ち拳銃自決した「ますらをぶり」の文人。初の本格蓮田善明論!

目次

いまだ「解禁」されざるもののために―保田與重郎と三島由紀夫と蓮田善明
文学者の戦争―玉井伍長(火野葦平)と蓮田少尉
教育者・蓮田善明の「転向」付・二つの宣長論と二つの公定思想
文学(一)詩、短歌、俳句―趣味の自己統制
文学(二)古典論―大津皇子へ 付・キルケゴールと保田與重郎
内務班 帝国軍隊の理念と現実 付・杉本少佐と村上少尉
戦地(一)聖戦の「詩と真実」
戦地(二)「山上記」または美と崇高と不気味なもの
戦地(三)「詩の山」の『古今集』、または古典主義と浪曼主義
戦地(四)晏家大山と伊東静雄「わがひとに与ふる哀歌」
戦地(五)晏家大山または山巓のニーチェ
戦地(六)詩と小説の弁または戦場のポスト・モダン
文学(三)表象の危機から小説『有心』へ
文学(四)小説『有心』と『鴨長明』、または詩と隠遁
文学(五)小説『有心』―生の方へ、温かいものの方へ
文学(六)『有心』の三層構造―冷たいもの/温かいもの/熱いもの
文学(七)謎解き『有心』―再び「死=詩」の方へ
文学(八)「文藝文化」と危機の国学 付・三島由紀夫と安田與重郎
最期の蓮田善明―非転向者の銃口

著者等紹介

井口時男[イグチトキオ]
文芸評論家。1953(昭和28)年新潟県生まれ。東北大学文学部卒業。1983年、中上健次論「物語の身体」で群像新人文学賞評論部門受賞。東京工業大学助教授、のち教授。1994年『悪文の初志』平林たい子文学賞受賞、1997年『柳田國男と近代文学』伊藤整文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

出版社内容情報

三島由紀夫を世に出し、敗戦時に連隊長を射殺し自決。三島の死に多大な影響を与えた文学者蓮田善明を論じる初の本格論考。蓮田善明(はすだ ぜんめい、1904?1945年)は『鴎外の方法』『本居宣長』『鴨長明』などの著書のある国文学者、文芸評論家で、『文藝文化』を創刊し日本浪曼派として活躍。三島由紀夫に大きな影響を与えたことで知られる。出征し敗戦時にジョホールバルで連隊長を射殺し、自決した。/三島との関係で知られる蓮田善明は、日本浪漫派のなかでも重要な役割を果たした。井口時男はこの蓮田善明を、自決に至る戦争との関わり、そして文学との関わりを中心に描き出す。戦争と文学を考える上でも大きな存在であり、三島や日本浪漫派、保田與重郎を含めて蓮田善明を論じる、初の本格論考。

序章 いまだ「解禁」されざるもののために―保田與重郎と三島由紀夫と蓮田善明/第一章 文学者の戦争 玉井伍長(火野葦平)と蓮田少尉/第二章 教育者・蓮田善明の「転向」 付・二つの宣長論と二つの公定思想/第三章 文学(一)詩・短歌・俳句―趣味の自己統制/第四章 文学(二)古典論―大津皇子へ 付・キルケゴールと保田與重郎/第五章 内務班 帝国軍隊の理念と現実 付・杉本少佐と村上少尉/第六章 戦地(一)聖戦の「詩と真実」/第七章 戦地(二)「山上記」または美と崇高と不気味なもの/第八章 戦地(三)「詩の山」の『古今集』、または古典主義と浪曼主義/第九章 戦地(四)晏家大山と伊東静雄「わがひとに与ふる哀歌」/第十章 戦地(五)晏家大山または山巓のニーチェ/第十一章 戦地(六)詩と小説の弁または戦場のポスト・モダン/第十二章 文学(三)表象の危機から小説『有心』へ/第十三章 文学(四)小説『有心』と『鴨長明』、または詩と隠遁/第十四章 文学(五)小説『有心』、または、生の方へ、温かいものの方へ/第十五章 文学(六)『有心』の三層構造―冷たいもの/温かいもの/熱いもの/第十六章 文学(七)謎解き『有心』―再び「死=詩」の方へ/第十七章 文学(八)「文藝文化」と危機の国学 付・三島由紀夫と保田與重郎/終章 最期の蓮田善明―非転向者の銃口/蓮田善明年譜/あとがき

井口 時男[イグチ トキオ]
著・文・その他