出版社内容情報
ユズ研究の第一人者がユズのすべてを語る
柚子は日本人のこころのふるさと。千年以上にわたって日本人のくらしの中に柚子の香りが浸透しています。柚子酢、ポン酢、柚子釜など柚子は和食文化を支える代表的柑橘であり、また、冬至の柚子湯の伝統も今日のストレス社会の中ではむしろ重宝される慣わしとなっています。カンキツ類の香りの研究を世界的視野から40年間続けてきた著者が、柚子を科学的データに基づいて見つめた本書には、これまで一般には知られていない事実が随所に紹介されており、柚子の魅力を再発見します。柚子を“YUZU”として世界に発信し続けた著者の功績はもとより、日本人にはぐくまれた柚子が今や世界に羽ばたく瞬間を感じさせる書であります。
「香り選書」シリーズは…
香りや匂いに関する科学的知識をわかりやすく解説し、多くの方々に伝えることを目的とした、「理解しやすい香りの本」です。
目次
1章 カンキツのルーツ
2章 ユズの生産
3章 精油の採取法
4章 香りへのアプローチ
5章 ユズの真正分析
6章 精油の機能性
7章 ユズ精油のアロマテラピー
8章 海外のユズ事情
9章 ユズの香りを楽しむ
著者等紹介
沢村正義[サワムラマサヨシ]
高知県出身。1968年高知大学農学部農芸化学科卒業。1970年九州大学大学院農学研究科修士課程農芸化学専攻修了。1972年九州大学農学部助手。1974年農学博士(九州大学)。1976年日本缶詰協会逸見賞受賞。1977年オランダ・ワーゲニンゲン大学に文部省在外研究員として滞在。1978年高知大学農学部助教授。1992年高知大学農学部教授。1996年イタリア・レッジョカラブリア大学に文部省在外研究員として滞在。1999年ケニア・ジョモケニヤッタ農工大学にJICAの短期専門家として派遣(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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phmchb
偽教授
竜王五代の人