内容説明
アラブ帝国ウマイヤ朝は750年アッバース家により滅ぼされてしまった。アッバース朝によるウマイヤ王族皆殺し作戦は執拗にして残虐なもので、ヒッシャムの孫アブデラマンは遂に最後の生き残り王子になってしまった。彼はシリアからアルジェリアの奥地に有る母の故郷ベルベル人キャンプ迄一千里の逃避行を決行する。付き人バドル、女剣士アマージャ、そして途中から加わった女戦士アフラーと共に、知恵と勇気をもって、追撃隊の執拗な攻撃を撃破して行く。
著者等紹介
山脊紅月[ヤマセコウゲツ]
東京生まれ。長年原子物理学の研究に従事し、退職後は生涯の夢である小説執筆に勤しむ。工学博士。埼玉県川越市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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