内容説明
世界各地で排外主義的な風潮が高まる一方、文学の領域では「日本文学」「中国文学」といった国ごとの境界は意味を持たなくなりつつある。国家間の対立が激化する時代、文学による越境はどのように行われるだろうか?アジア文学は可能か。
目次
第1部 パックス・アメリカーナと東アジアの地域研究(地域研究と近代国際世界―パックス・アメリカーナと人種主義を巡って;余白なき世界に抗する想像力;超越の限界と可能性―文学とナショナリズムの関係から;トークセッション(古川日出男;閻連科)
南京を書くことの意味―堀田善衞『時間』の戦後文学における位相
「アジアスフィア」―グローバリゼーションを越えて、アンガージュマンとしての出版・翻訳・研究
出入国をめぐる文化政治と文学―「移民」の時代、李恢成と楊逸のあいだから
日本研究の国際化とナショナリズム―安部公房と在日文学研究を事例に
パネルディスカッション)
第2部 中国文学研究の再検討と再構築(わたしたちはどこから来たのか、そしてどこへ行くのか?―中国と日本における「文学」の誕生と終焉をめぐる考察;岐路に立つ文学;いかに文学を「評論」すべきか―翻訳研究の文化転向から;「信達雅」と中国語における近代の書き言葉概念の変遷)
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