目次
共同研究 クロニクル・太宰治と戦争 1937‐1945
1 “戦時下”の文学(者)(戦時下における“信”という問題系―太宰治と戦争;総力戦体制下の“家庭の幸福”―「花火」における青年の身体;戦時下の朗読文学―作家・メディア・投稿)
2 “聖戦”と“敗戦”の時空(「散華」における“小説”と“詩”;『津軽』論―言語空間『津軽』の反逆;「瘤取り」論―「前書き」・『コブトリ』・『現代』を手がかりに;「竹青」―漢籍の世界と「私」の黄金風景)
3 “戦後”への架橋(この戦争の片隅に―「佳日」から戦争表象を考える;『パンドラの匣』論―戦争とキリスト教;「日本一」を書くこと、書かないこと―「散華」・『お伽草紙』・「未帰還の友に」のテクスト連関;「戦後」の日付―志賀直哉「灰色の月」と『世界』、あるいは太宰治)
著者等紹介
内海紀子[ウツミノリコ]
お茶の水女子大学大学院博士後期課程単位取得退学
小澤純[オザワジュン]
慶應義塾志木高等学校教諭・恵泉女学園大学非常勤講師
平浩一[ヒラコウイチ]
国士舘大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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