内容説明
戦争中、日本は敵国の言語の排斥を進めた。中国は、日本語を学ばせた。なぜ?中国は日本人捕虜を日本軍の情報収集のためだけでなく、日本語教師としても活用した。
目次
第1章 「大東亜共栄圏」における日本語
第2章 中国にとっての日本語
第3章 八路軍の日本語重視戦略
第4章 八路軍敵軍工作訓練隊
第5章 訓練隊の日本語教育の実態
第6章 前線部隊での日本語教育と戦場の日中文化交流
著者等紹介
酒井順一郎[サカイジュンイチロウ]
総合研究大学院大学文化科学研究科修了、博士(学術)。国際日本文化研究センター共同研究員、東北師範大学中国赴日本国留学生予備学校、長崎外国語大学を経て、九州産業大学国際文化学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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