目次
ディスコーダンスと言語コミュニケーション
第1部 日常体験としてのディスコーダンス(必然性としてのディスコーダンス―在米日系企業における日米工員間の現場でのやり取りの事例;ディスコーダンス現象の遍在性―台湾原住民族へのインタビューの場の語りから;ゴシップに見られるディスコーダンスの分析―衝突に発展させないストラテジー)
第2部 見えにくいディスコーダンスと見えるディスコーダンス(調査者が構築するディスコーダンス―日本語母語話者女性による在日一世男性と韓国人女性の戦争の記憶インタビューの分析;ニュース・ディスコースにおけるディスコーダンス―語用・メタ語用としての翻訳の織り成す記号空間;メタ語用としてのディスコーダンス―石垣島の「島と内地」の不一致を巡るコミュニケーション実践 ほか)
第3部 社会記号過程としてのディスコーダンスと言語コミュニケーション(「荒らし」と相互忘却;社会言語学とディスコーダンスの空間―葛藤と合意の絡み合いによる現代世界の編成とプラグマティズムの原理)
著者等紹介
武黒麻紀子[タケクロマキコ]
早稲田大学法学学術院教授。専門は社会言語学、語用論、言語人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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